BitMEX(ビットメックス)の注文が通らないエラー|約定しない場合の対処法とは

ビットメックスの注文エラー
魔王
ちゅ、注文が通らなくて泣ける…
すらいぬ
重くなることあるよね〜。仕組みと対処法を解説しておくね!

レバレッジ取引ができる仮想通貨取引所として最大級の取引量とユーザーアカウントを有しているBitMEXですが、サーバーエラーや注文方法が起因となり注文自体が通りにくくなる場合があります。

本記事では、「Load Shedding」と呼ばれる注文リクエストを制御するシステムの仕組みや、BitMEXの注文が約定されない原因・対処法について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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注文約定の優先順位「Load Shedding」とは

BitMEXでは大量の注文をさばくために「Load Shedding(負荷制限)」を設けています。もともとこの単語は電力供給の文脈で使われていたみたいです。

注文が約定されるまでのプロセスを簡単に表すとこのようになります。

発注処理手順
  1. 画面上でユーザーが注文を送信
  2. 注文リクエストが直列処理するキューの末尾に追加
  3. キューに余裕があると、注文リクエスト受理
  4. キューがスタックしていると「負荷制限」により503エラー

キューがスタックしている状態を「Overload(オーバーロード)」状態と呼んでいます。

「負荷制限」は一定のレスポンスタイムを維持するために必要な手法になっているため、これがないとキューが常時渋滞してしまう可能性があります。

また注文には「負荷制限」の対象になっているものとそうでないものが定められており、その一覧表がこちら。

負荷制限対象外負荷制限対象
キャンセル注文新規注文
クローズ指値(成行)注文注文変更
レバレッジ・証拠金変更
APIによる一括注文

より詳しい仕組みを知りたい方は、「Load Shedding」の公式サイト説明「Update System Overload Policy」の公式ブログ説明を参考にしてみてください。

注文エラーになっても成行注文はおすすめしない

注文がエラーになったからといって、指値注文から成行注文に変更するのはおすすめできません。

なぜなら、成行注文では高い手数料がかかってしまうからです。

指値ではメイカー、成行ではテイカーの手数料がかかりますが、指値はマイナス手数料の一方で成行では0.075%もの手数料を取られます。

メイカー取引手数料
Maker Fee
-0.025%
テイカー取引手数料
Taker Fee
0.075%

「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、何回も取引をしていると手数料の額も大きくなってくるので、できる限り指値での注文をおすすめします。

とはいえ、「急いで損切りがしたい」など緊急の事情がある場合は、優先的に約定される成行注文を活用することは必要となってくるでしょう。

ここまでの話をまとめると以下のようになります。

まとめ
  • 急ぎの注文ではない→手数料の安い指値注文
  • 急ぎの注文→優先的に約定される成行注文

注文が約定されない時に考えられる原因

BitMEXで注文が約定されない際は主に3つの原因が考えられます。

注文が約定されない主な理由
  • 注文過多によるサーバーエラー
  • 「Post-only」設定ミス
  • 強制ロスカット済み

ここではそれぞれの原因について具体的に説明していくので、一緒にみてきましょう。

原因①:急激な値動き変動によるサーバーエラー

急激な価格変動によってアクセスと注文が殺到すると、サーバーが負荷に耐えきれず正常に注文を受け付けてくれないという現状が発生するようです

BitMEXのサーバーは他の取引所と比較して高い耐久性を持っているようですが、それでも急激にアクセス数が増加すると注文がエラーを返し損切りや利確・新規の注文といったアクションが出来なくなってしまうという事例が過去にあったようです。

注文が正常に通らないからと成行注文を連打していると、想定外に複数の注文が入ってしまい余計な損失を出してしまう可能性があるので注意が必要です。

原因②:「Post-only」の設定(指値注文の場合)

希望価格で注文を行う指値注文の場合、注文画面下にある「Post-only」のチェックが入っているかどうかを確認した方がよいでしょう。

Post-onlyとは、市場の乱高下の際に成行扱いになり余計な手数料を支払わないようにするための設定ですが、これにチェックが入っている場合ストップ指値など一定の金額を超えたらトリガを発動させる注文で正常に約定せず、注文自体がキャンセルされてしまう可能性があります。

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原因③:強制ロスカット

レバレッジ倍率を高めに設定している場合、急激な価格変動で強制ロスカットを受け既にポジションが解消されてしまっている可能性があります。

BitMEXは急激な価格の上下が発生した場合でも緩やかなカーブを描くように価格が変動するようになっていますが、掛けているレバレッジの倍率が高い場合で注文が解消されている際は強制ロスカットが発動している可能性を考えた方が良いでしょう。

BitMEX(ビットメックス)の決済済みポジション確認画面

ロスカットの疑いがある場合は「決済済みポジション(Closed Position)」の項目を確認する事でロスカットされたかどうかを確認する事ができます。

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注文が通らない・キャンセルされる場合の対処法

注文が入らない場合や、注文自体がキャンセルされてしまうと感じる場合は、数量や価格の入力数値を変更したり、取引方法自体を見直す事が必要です。

注文に問題がある場合の対処法
  • 注文数量・価格を変更(指値注文の場合)
  • 成行注文に変更
  • レバレッジを下げる

それぞれの解決法を理由と共にみていきましょう。

解決法①:注文数量・価格を変更(指値注文の場合)

BitMEXで価格の急変動が発生した際は、新規の注文や取り消しよりも注文数量や価格を変更する方が通りやすいという事象があるようです。

例えば既にポジションを持っていて相場が急変したといった際に、ロングであれば急騰見込み、ショートであれば下落見込みが経てられるのであれば、既に持っているポジションの数量や価格を後から変更するといった感じです。

この方法を採用したいのであれば、注文を行う際にあらかじめ注文画面下にある減少限定のチェックを外しておく必要があります。

解決法②:成行注文に変更

既にポジションを持っているが、なかなか損切りや決済の指値注文が入らない場合は成行注文に変更してみると良いでしょう。

BtiMEXでは、サーバーが重く新規の注文が入りづらい場合でも、投資家保護の観点からポジションテーブルの決済からの成行注文であれば優先して約定できるようになっています。

既にポジションを持っており相場が急変動してポジションをクローズさせたいと思った場合は成行で決済すると比較的通りやすいでしょう。

解決法③:レバレッジを下げる

注文が通らない場合はレバレッジを掛けすぎている事が原因の一つの可能性があります。そのため、100倍で注文をしようとしている方は一旦50倍や25倍など下の倍率で指値注文を行ってみると良いでしょう。

BitMEXは100倍のレバレッジをかける事ができる取引所です。そのため大きな価格変動が続く際に高いレバレッジをかけて注文を行おうと試みた場合、注文から即ロスカットにならないようにロスカットのラインを現在価格から一定の幅で設定します。

100倍の場合は1%範囲で自動ロスカット値を設定しますので、相場が1%以上上下に動いている場合は約定してくれないようになっています。

注文が入れば後から倍率を上げる事が可能なため、どうしても高い倍率で取引を行いたいという方は一旦低いレバレッジで注文を行い、後から倍率を上げるという手法を行うと良いでしょう

【さいごに】BitMEX(ビットメックス)の注文エラーまとめ

まとめ
  • 注文約定の優先順位を「Load Shedding」と呼び、その対象外となる注文もある。
  • 注文が約定されない場合は、サーバーエラー・設定・ロスカットを疑ってみる。
  • 注文が通らない場合は、数量や価格、注文方法、レバレッジを変更してみる。

BitMEXは他の仮想通貨取引所と比較してもかなり耐久性の強いサーバーを備えています。

他の取引所で懸念材料となる、市場操作や流動性不足という観点も独自のマーク価格という指標を取り入れる事で回避していますし、注文を行ったと思ったのに実際はすり抜けて通っていなかったなどといった事例も比較的少ないようです。

それでも相場が急変した際は注文が通りにくいなどの問題が発生する事があるので、あらかじめ原因と対策を理解し、来たる急変動相場に備えておきましょう

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